2012年の初夏は5月21日の金環日蝕、6月のビィーナストランジットと、大きな天体ショウがつづきます。日蝕の話は後日書きますので、今日は6月のビィーナストランジットについて書こうと思います。
ビィーナストランジットとは、地球から見て太陽の前を金星が横切る天体の運行経過です。今年2012年6月6日朝7時くらいから観測することができ6時間ほどで終了します。この星の配置は8年の間隔をおいてセットになっていて、今年は2004年6月8日のトランジットとの一対になっています。前回のビィーナストランジット(1874年と1882年 明治時代)から130年ぶりの現象で、次回は2117年と2125年に起こります。日蝕などは、世界中のどこかで年間2〜3回起きている現象ですので、ビィーナストランジットはすごくまれな現象だということがわかるかと思います。
前回 明治時代の8年間と今年完了する2004年からの8年間の検証をしてみました。両時代の時代の変化をながめてみた感想ですが、明治時代と現在ともその前の時代の秩序が崩壊して新しい秩序と経済や政治の仕組みが構築されるまでに、ものすごい試行錯誤をしている時代です。
明治時代:
1874年(明治7)海王星 おうし座入宮、1871年の廃藩置県を経て自由民権運動の盛り上がり
1876年(明治9)廃刀令(武士のプライドを捨てよという命令)、秩禄処分(武士のお給料廃止)、相次ぐ士族の明治政府への反乱
1877年(明治10)西南戦争(西郷隆盛がひきいた士族の反乱、国内最後の内戦)
1878年(明治11)大久保利通暗殺、パリ万博に初めて出展
1879年(明治12)天王星 おとめ座入宮
1881年(明治14)板垣退助が自由党結党、国会開設
1882年(明治15)冥王星 ふたご座入宮、立憲改進党結党、日本銀行開業、朝鮮事変
※明治維新後、古い藩治世時代の社会の仕組みを中央政府がことごとく廃止してゆくため、旧体制を維持したい地方の士族たちと政府の間に内戦が多数勃発。混乱のなか地方の自治権を取り上げ東京に集中させる形で、ヨーロッパの政党政治の仕組みを取り入れ立憲統治国家への仕組みが築かれてゆく。
現在:
2004年 2003年に小泉政権発足、小泉首相がイラクの多国籍軍へ自衛隊を派遣、国連暫定統治からイラクへ主権が戻る、浅間山噴火、自己責任、政治家の年金未納問題
2005年 ローマ法王パウロ2世死去、鳥インフルエンザ、ロンドン地下鉄テロ、エジプトテロ、インドテロ、ハリケーン米国襲来、アフガニスタンで邦人旅行者銃殺、普天間基地問題浮上、郵政民営化法案可決
2006年 小泉内閣総辞職、安部首相就任、アルカイダによる自爆テロ続発、サダムフセイン死刑執行
2007年 ハリケーン米国襲来、新潟県中越沖地震、スマトラ沖地震、カリフォルニア山火事
2008年 冥王星 やぎ座入宮、リーマンショック、福田首相辞任、麻生首相就任、四川大地震、アフガニスタン自爆テロ、北京オリンピック、上海ワールドファイナンシャルセンタービルが完成
2009年 50年ぶり日本で観測できる日蝕、その直後 自民党野党に
2010年 尖閣諸島衝突事件、上海万博、はやぶさ帰還、JAL会社更生手続き開始、アイルランド850億ユーロ支援
2011年 天王星 おひつじ座入宮、東日本大震災、史上最大福島原子力発電所放射能汚染
2012年 海王星 うお座入宮、ユーロ格下げ、ロシア プーチン首相再当選、スカイツリー竣工、TPP問題、消費税増税の方向へ
※日本はバブル崩壊の後遺症からやっと抜け出そうとしていたが、アメリカのイラク制裁に巻き込まれて戦後初の軍隊の派遣などに踏み切ってしまう。2008年のリーマンショックにより世界同時不況に陥り、国内外とも金融と社会の仕組みが大きく変わりつつある。2011年の東日本大震災を境に日本は、危険な原子力発電エネルギーとそれに依存しつづけたい経済界が、新しい価値観を採用しないと未来がないという崖っぷちに立たされており、大きく意識を変えることを迫られている。
この両時代とも、冥王星、海王星、天王星という大きな影響力をもった星が、3つともそれぞれ星座を変えていること、冥王星と天王星が90度の位置関係にあることという共通点がある。占星術的にこれらが意味することは、「大きな時代の変換期」、「変化の過程が激しく容赦がない」ということです。明治時代は、その時代に生きた経験がないので資料を見ながら想像だけですが、現在の体感としては占星術の解釈どおりで体感として納得できる状況です。
ビィーナストランジットという天体の配置は、太陽と金星、それを観測している地球が同じ直線上に並ぶというものですが、太陽と金星が同じ位置に並ぶという占星術的意味として、やはり金星関連のお金のシステムとそれにかかわる人の関係性が変わるということ、明治時代は士族の人たちの仕事がなくなってお給料カットという事象、国をゆるがす大問題で内戦まで起きています。すったもんだした後、国会開催と日本銀行開業、新しい政治とお金のシステムが整うまでこぎつけました。
現代、日本では郵便貯金の巨大な国民資産の管理先が民間になり、大きな声では誰も教えてくれませんが、きっとこれに利権で絡んでいた政治の人たちは自由に使えていたお金がなくなって大騒ぎ、動乱は今でもつづいてます。
2008年には金融バブルが崩壊して世界同時不況に、数字ゲームの金融のシステムが崩壊しつつあります。日本の次の波は、お金のもとになるエネルギーまで地震によってシステムの組変えが起ころうとしてます。たぶんこの変化で人々の働き方も今までと変わるし、行過ぎた中央集権(東京集中)が終りをむかえます。
おもしろいなと思うのは、明治時代には、地方の自治権を無理やりに中央に譲渡させたような感がありましたが、130年後の今は、その行き着く先がどうもなさそうということで、また地方に自治権が戻ってきそうな感じです。時代的には一方の極に振れすぎたから、バランスをとるために戻ろうかみたいな感じの流れのようにも思える。わたし個人にとっては、130年は想像もできない長さの時間で、果てしなく大きな流れすぎる感がありますが・・・。
鹿児島は、明治維新で勤務先の藩がなくなって、いままでは東京(中央政権)を目指すのがエリートの道的なところがありましたが、今後その道も先が怪しいってことです。国も昔みたいに地方に「言うこと聞いていたら面倒見てあげる」とは言いかねる苦しさがある。自分でなんとかしなさいと、地方に自治権が戻ってきたら、昔みたいに韓国や中国と貿易して外貨を稼いでお金持ちの地方になれるってことなのだろうか・・。でも、ブレーンを東京に吸い上げられている鹿児島としては、人材が帰ってきてくれないと昔のような繁栄はないってことか・・などとも思う。いかんいかん、話がそれました。
明治の流れから予測すると、今年のトランジット完成で、一応、経済とエネルギー政策の目処はつくはずなんですが、どうなる日本? 天王星、冥王星の90度がまだ終わってないから、明治時代みたいに穏やかな収束はみられないか?
金星(ビィーナス)は、冥王星や天王星、海王星のもってくる、より大きな変化の流れを地球の仕組みに組み込んでゆく中間変換装置というような感じですね。
トリビア的な話題ではありますが、2回で1対のビィーナストランジット8年間で金星と太陽が重なる日が9回あるのですが、それらの点をホロスコープ上でプロットしてみると5つの点になり、ちょっといびつではありますが五角形ができあがります。2004年6月8日にふたご座で始まった一筆書きの線画が今年の6月6日で図形が閉じられ、それらの点全部をつなぐと陰陽師でお馴染みの五芒星(ペンタグラム)の結界ができあがります。大いなる計画を地上に降ろすためのプロセスで、その経過をたどるとペンタグラムが書けるって、よくできた話というか不思議&神秘的です。

「節制」のカードの天使ですが、天にあるものが地に降りてくるプロセスといえば、器から器へと液体を移しているこの天使の動作を思いだします。丁寧に少しづつ液体を移しかえる作業は、天使がやっているので、人の考える時間を遥かに越えたスケールでものごとが進行するのだそうです。
人知を超えた力が働いてるので、人はその経過をできるだけ邪魔しないようにすることというのがこのカードのおつげ、そのとおりです。ビィーナストランジットのイメージにすごく合ってる守護天使です。※文章、結構苦労して書いたので、このままコピペとかしないように。